インプロと麻雀と人生と

アラフィフにして駆け出しのインプロバイザーであり競技麻雀愛好家でもある筆者が、それらに対する思いを綴っていきます。麻雀ファンにインプロを、そしてインプロファンには麻雀をもっと知ってほしいと言う思いで書いています。

【即興】SANDAI

今日は原宿のヒミツキチオブスクラップで行われた一人即興の大会「SANDAI」を観にいってきました。

これは与えられた3つのお題を盛り込みながら3分間の一人インプロを演じ、その面白さを競うと言うもの。

元々は名古屋で開催されていた大会だそうですが、現在は東京や大阪、北海道などでも行われています。

今回、私の知っているインプロバイザーの方が複数出ており、彼らの応援も兼ねて行ってきた次第。

ルールは演技する順に予め観客らが書いたお題の紙を3枚引き、その中身を見ずに封筒に入れてスタッフに預ける。

そして演技の直前に3つのワードが発表され、そのワードを織り交ぜながら3分間の一人即興を演じます。

ペーパーズでもそうですが、お題の中には自分にはわからない単語も当たり前のように混じっていたりするもの。

そんな時でもわからないならわからないなりに適当に解釈し、それを面白く見せようという気持ちが伝わってきました。

これは失敗や間違いを楽しむと言う気持ちがないとできないもの。

インプロを始めてから失敗を楽しむ事ができるようにはなったものの、まだまだ間違いを楽しむ事はできておらず、一人即興が未経験と言う事もあって、もし私がいまあの場に出てきてそのような場面に出くわしていたら、恐らくパニックになっていたことでしょう。

そんな中、今回特に印象に残ったのが、今回応援していた選手の一人であるガミ(ヤマガミコトノさん・劇団しおむすび/Re★Loser/Second Circle)でした。

与えられた言葉のうちゲルマニウムとポップコーンマシーンの2つを使ってゲルマニウムポップコーンなるパワーワードを生み出しただけでなく、イスをイスとして使うのではなくポップコーンマシーンとして使い、また決勝ステージでは客席に余っていたイスまで使うと言う、普通に演じていたらまずそこまでやらんだろうと言う事を実行。

持ち前の元気さも手伝い、多くの観客を魅了していました。

残念ながら準優勝に終わってしまいましたが、ガミのいた予選グループはレベルが高く、そこを勝ち抜いただけでもすごい事。

終わったあと悔しさを滲ませていたガミ。でもそれを晴らす日は、そう遠くないのかもしれません。

その他のプレイヤーの皆さんの挑戦も素晴らしかったです。また見てみたい。えっ、こすぎは出ないのかって・・・?うーん、一人即興にある程度自信がついたら考えようかな・・・。f:id:kazu362010:20190905223246j:plain