ピンチや失敗をエンタメに
金曜日の夜はインプロ集団Platformさんのイベント「シール貼りパーティー」に参加してきました。
これは何かと言うと、プラフォさんの次回公演のパンフレットに明らかな誤植が見つかり、その部分をプラフォの役者さんとお話しながらみんなで訂正シールを貼る作業をしようと言うもの。
役者さんとファン合わせて20人掛りで、ピザやお菓子をつまみつつワイワイおしゃべりしながら90分で約5000枚あったパンフレットのシール貼りが完了しました。
実は前回公演前にもこのようなイベントがありまして、この時はパンフレットが完成したものの、二つ折りにすると言うオーダーを忘れると言うミスが発覚し、やはり5000枚のパンフレットをみんなで二つ折りにすると言うものでした。
こう書くと「プラフォは自分達のミスをファンに押し付けてるのか?」と思われそうですが、我々ファンにとっては、いつも客席から見ている役者さんと交流できるまたとないチャンス。
参加費無料で作業しながら役者さんと話せるのだから、それだけでも得した気分になります。
よく「ピンチをチャンスに変える」とか「失敗を楽しむ」とか言われますが、それに無理にやろうとしても心に負荷がかかってしまう。
結果、ピンチはピンチでしかなく、失敗は失敗でしかなくなる。
Platformさんの場合は、「失敗を楽しむ」よりもさらに先を行っているように思えます。
一言で言えば「失敗をエンタメに変えられる」
でなければ、お客様に作業を依頼しようなんて普通は思いつかない。
もちろんただ手伝わせるだけでは苦痛を押し付けるだけなので、そこへ作業が楽しくなるような要素を付け加える。
だからこそこんな作業ですら楽しいイベントになる。
公演の度にこういうミスがあるのも困りものですが(ちなみに毎回ミスがあるわけではありませんw 念の為)、そういうものすら人を楽しませる事ができるというのは、なかなかできるものではないのでしょうか。